弊社オフィスにて、この日曜日に上野の東京都美術館へ「バベルの塔」展を見に行ったことを話しました。
ブリューゲル作の「バベルの塔」は2枚が現存しており、今回来日したのは後年に描いたほうなのですが、
この新旧2作をモニタで比較しつつウチの社員2名は旧作の左隅、中景の人物を指して「左下の人物が余計」「やらかした」などと神をも恐れぬ発言を連発。
失敗したから描き直したんじゃねーっつーの!!!
・・ただ、新作のほうが塔のみに主題を置いたことでより存在感、重量感が増し、
本来ならば人類の愚かしさへの警鐘となるべき宗教説話の要素が後退して、逆に人類の叡智とその営みへの驚嘆の眼差しが浮かび上がっているとも言えます。
ジグソーパズルになっていたり、美術の教科書に載っていたりして馴染み深いのは旧作のほうなのですが。