勢いに乗って「ワギャンランド」の耳コピ開始です。
・・・と思ったらいきなり「RP2A03」で不安な要素で上げていた自体に!
とにかく、スタッカートした音色がメインだし、アタックの緩やかなPAD系の音色もあるし・・・さらに冒頭のサンバホイッスルみたいな音とか。
ヤバい・・・とか言ってられないので「RP2A03」をいじくってみたのですが、どうにも埒が明かないので、このプラグインで再現するのはアッサリあきらめて、他の方法を考えます。
まずは「RP2A03」で4種類の矩形波と三角波を鳴らしてサンプリングを行い、PropellerHead ReasonのNN-XTというサンプラーに取り込んで再現する方針に変更することにしました。
A1~A6ぐらいでマルチサンプルにしてあげれば、そこそこ再現度は高いのではないでしょうか?
NN-XTで再現するうえで気を付けなければならないのは、※1”ポリフォニック”を1にして、いわゆるモノフォニックにしておくことと、※2”カットオフ、レゾナンス”のフィルターをかからないようにしておくことです。
3トラックにNN-XTを配置すれば、それぞれがモノフォニック音源のトラックで、合わせて3和音のいわゆるファミコン音源の雰囲気が出ると思います。
これで晴れてADSRもかけられるしモジュレーションも効く扱いやすいファミコン音源になりました。
いやぁ~ヨカッタヨカッタ・・・と耳コピを進めていたのですが、もう一つの懸案事項であるサンバホイッスルの再現という問題が残っていたのでした。
ということで次回につづく。
※1”ポリフォニック”一つの楽器で重複して鳴らせる音の数をポリフォニック数といい、1音だけだとモノフォニックとなります。
※2”カットオフ、レゾナンス”音をこもらせたり、明るくしたりできるパラメータのこと。
SOCALABSの「RP2A03」を使ってさっそく「ワルキューレの冒険」を耳コピ開始です。
DutyCycleというパラメータで4種類の矩形波を切り替えることができて、三角波とノイズは別のパラメータがあって・・・ふむふむ一通りの音は出そうなのでゴリゴリ耳コピを進めてみると、なかなかクリソツにできあがりました!
ただ、「RP2A03」については不安な要素もいくつかあります。
第一に設定したパラメータをセーブできないという欠点があります。
(バグだと思う)
第二に※1”ADSR”がないのでスタッカートしたような音色やアタックの緩やかな音色が作れないというのも大きな欠点です。
第三に※2”モジュレーション”が効かないというのもMIDIで扱う上では大きな欠点でしょう。
※1 ADSRとはアタック、ディケイ、サスティーン、リリースの略で簡単に言うと音に表情をつけるパラメータのこと。
※2 モジュレーションとは音に揺らぎをあたえるパラメータのこと。
まずは手始めにPSG音源、というかいわゆるファミコン音源ですね。
これについては「Magical 8bit Plug」というチップチューンで有名な音源があるので安心安心・・・と思っていたのですが!!
なんとCubaseの64ビット環境では32ビットプラグインはブラックリストに入れられていて使えないですと~!?
「Magical 8bit Plug」のHPによればMAC版は64ビット対応しているのですがWIN版はまだ対応が無いようです。
ということで慌てて調べた結果、SOCALABSの「RP2A03」というプラグインが64ビット環境でも動きそうです。
「トレジャー発掘!Diggers」ではレトロゲームのキャラクターたちのグラフィックをなるべく当時の雰囲気を出して再現するというものなので、サウンドについてもレトロな雰囲気を重視して3つの音源で鳴っているものに絞ってみました。
・PSG音源(ファミコン=「ワルキューレの冒険」「忍者じゃじゃ丸くん」など)
・波形メモリ音源(アーケード=「ゼビウス」「スカイキッド」など)
・FM音源(アーケード=「源平討魔伝」「ワンダーモモ」など)
まずは8ビットとかチップチューンとか言われるジャンルでもおなじみのファミコン音源の耳コピを開始しましょうか。
はい、ついにリリースされました「トレジャー発掘!Diggers」のサウンド製作ウラばなしを連続モノ風に始めてみようかと思います。
この作品は、バンダイナムコさんが行っているカタログIPオープン化プロジェクトというものに参加しておりまして、「マッピー」や「ドルアーガの塔」、「ディグダグ」などバンナムその他のIPを使って2次創作をするという素晴らしい企画でして、欲張りにも開放されている全39タイトルを網羅したゲームとなっております。
コレ幸いに、というわけではありませんが伝説のあの曲やこの曲を大手を振って耳コピしても良いし、アレンジしても良いんでしょう?と意気込んでサウンド製作に取り掛かることになりました。
ということでファミコン編からスタートです